無農薬野菜とトキ

トキの人工飼育が成功し、一部が放鳥されています。かつて日本中に普通に見られたありふれた野鳥トキがあっという間に滅んだのは、狩猟もありますが、農薬の大量使用で水田が荒れたからです。水田に大量の農薬が繰り返し散布されて、タニシやドジョウやカブトエビが死滅したのです。農薬は周辺の用水路や小川にも流れこみます。用水路や小川でもタニシやドジョウやカワエビやヤゴが死滅しました。こうして生態系が破壊されて、トキは食べ物がなくなりました。わずかに残っていたドジョウなどには大量の残留農薬が含まれ、これを食べたトキは、繁殖能力が低下して、卵を産めなくなりました。いま、トキを再生させるために、佐渡島でも無農薬栽培の取り組みが始まっています。実は、現在のトキは中国から譲ってもらったものが人工繁殖で増えたものです。


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中国からトキをもらう屈辱

トキは学名をニッポニア・ニッポンといいます。しかし純粋な日本のトキは滅びました。中国から譲ってもらったなんて情けないですね。その中国では、トキの繁殖地域だけは無農薬栽培を義務化しているそうです。あれだけ農薬被害を出していても、命令一つでこんなことが可能なのはなぜでしょうか。民主主義国家ではこのように簡単にはいかないですね。いま、トキがたどった滅びの道を人間が歩んではいないでしょうか。トキが再びよみがえったのは、農薬を使わない決意の結果ですね。トキのようになるまえに、すべての農家が無農薬栽培に目覚めて、農業のあり方を変えてくれますように願っています。民主主義は上から変わるのではなく、下から変わります。農業を営む一人一人の決意が世の中の流れを変えていくのです。儲けのためなら消費者がトキみたいになっても良いと考えるなら、結局は自分たち農家も滅びます。

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