無農薬栽培と高齢化社会

農業法人の参入は年々増加しています。その収入は個人の農家の約四十倍です。農地をフル活用する会社組織は収益を上げやすいのです。一戸あたり耕地面積は2010年では2.2ヘクタールです。1985年は1.2ヘクタールでしたので明らかに増加しています。2009年に株式会社参入が許されたことで日本の農業は変化しはじめました。一方、超高齢化をきっかけに新しい農地利用法も出てきました。高齢者に農地を使用してもらい、健康に役立てるという利方法が生まれつつあります。兵庫県伊丹市の介護付有料老人ホーム「ライフェール」では1千坪の生産緑地を所有することでそれを入居者や周辺住民の農体験の場に提供しています。高齢者には園芸療法として活用しているのです。有機農業を行い、市内の市場への出荷も行うそうです。認知症の人が園芸療法で改善するケースもあるとされ、高齢者の健康維持のための農園という新しい視点が生まれています。

農園デイサービス

京都府亀岡市の「青空ふれあい農園・ハーブ倶楽部」という施設では、農園デイサービス事業、高齢者の働く場づくりを展開して、これを「ハーブ栽培・加工・販売」事業としています。ここでも有機栽培、無農薬栽培を基本としています。このような形で、有機栽培、無農薬農法が次第に普及することはとてもよいことです。また、東京都国立市にある社会福祉協議会は、青空デイサービス「やすらぎ農園」を創設しました。全国にこのような動きが広まりつつあります。無農薬農法、自然農法で、みずから育てた健康野菜を食べて、高齢者は認知症予防にもなり、全身の健康維持にもなるのです。まさに「お役に立つ生き方」といえるものではないでしょうか。


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