木村秋則さんの映画

6月8日から全国東宝系で木村秋則さんの半生を描いた映画「奇跡のリンゴ」が放映されます。木村さんが苦労の末に完全な無農薬、無化学肥料の条件で、リンゴを栽培することに成功するまでの物語です。木村さんは1949年、青森生まれなので、もう64歳になります。木村さんが確立した栽培方法は、弘前大学農学生命科学部の杉山修一教授により世界で初めての手法であると認定されています。リンゴの栽培には農薬と化学肥料が欠かせないというのがそれまでの常識だったのです。 木村さんは、1978年から本格的にりんご無農薬栽培に挑戦しました。害虫を手作業で駆除したり、たいへんな苦労を重ねましたが10年近く収入のない毎日が続きました。妻子は貧しい生活の中で苦労と共にし、木村さんを支えました。 すでにさまざまな作物での自給用の無農薬、無施肥栽培で成果をあげていた木村さんは、独自の視点から、りんごの栽培方法に改良を重ね、大豆の根粒菌を使う方法を応用し、土の中のリンゴの根張りを改善し、1986年にはようやく実を実らせることに成功しました。

無農薬でリンゴを実らせた男

それまで一部の人にしか知られていなかった木村さんの農法に光が当たるときがきました。2006年12月放送のNHK「仕事の流儀」において木村さんの無農薬リンゴ栽培が取り上げられたのです。やがて本が出版されると多くの人の共感を得ました。そして木村さんは日本全国、世界へと無農薬農法を普及させるための活動を始めました。木村さんが当初かかえた借金も本が売れることで返済をすることができました。 世界へも無農薬農法を普及させようと願う木村秋則さんは韓国でも無農薬栽培を指導し、その功績により、2009年11月、京畿道名誉市民、聞慶市名誉市民として表彰されました。木村さんは招聘されれば、いかなる国へも講演に出かけていきます。日本国内では、2010年よりNPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会が木村さんを招聘し、自然栽培による農業指導を受けました。2011年には石川県能登地域と新潟県佐渡市が国連食糧農業機関(FOA)によって世界重要農業資産システム(GIHAS:ジアス)に認定されました。木村秋則さんは、日本中そして世界中を飛び回り、無農薬栽培を指導したのです。みんなひとりひとりが社会のためになにか役に立つ生き方をしていったら、この日本はどれほど素晴らしい国になっていくでしょうと木村さんは、おっしゃっています。本書には講演2本収録のDVD(131分) も付録としてついています。


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「お役に立つ」生き方 ~10の講演会から~

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