木村秋則

木村秋則

木村秋則さんの映画「奇跡のりんご」が公開されて、それにあわせて三冊の新著が発売されました。今回はその中の二冊をご紹介します。 最初は「土の学校」です。土についての木村秋則さんの考え方がよくわかる本で、無農薬栽培を志すすべての農業関係者に熟読してもらいたい名著になっています。木村さんの視点は、土は生きているというところから始まっています。そもそも、土は、落ち葉が姿を変えたものだということです。


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落ち葉が土になっている

農業における土壌とは、落ち葉の変化した姿と言い切る木村さんの慧眼に脱帽です。落ち葉が土になったのは微生物による分解を経てのことです。
土の学校
つまり土の中には、 ものすごい数の微生物が生きているということです。 それが土は生きているという言葉につながります。しかし、いつのころからか、人間は土を汚いと思うようになりました。その頃から農業は農薬や化学肥料を必要とするものに変わり人間は自然から遠ざかりました。


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無農薬栽培が本来の姿

しかし、考えればわかることですが、自然の植物は、肥料発明の何億年も昔から生きています。江戸時代は農薬などありません。堆肥や糞便を肥料にしても、化学肥料というものは不自然です。そういったことが学べる本です。木村さんによると、化学肥料による栄養が土壌に余るから害虫が来るのです。もし、多種多様の草が生えていれば、その土壌に多種多様の微生物が生息します。この対極にあるのが連作障害です。農薬と化学肥料で土の中の微生物が単一化することで 連作障害がおこるのです。農薬による消毒は、微生物の皆殺しです。それは、土壌を殺すことであり、土は死に最終的には栽培は不可能となるのです。病気や害虫を、農薬と化学肥料で押さえ込む発想が間違っているのです。いわゆる害虫はいわゆる益虫の食料となっているという事実をどうとらえるのか。といったことが書かれています。非常に啓蒙される本です。もう一冊は、「ソウルメイト」です。これは木村秋則さんの奥様のことなど周囲の人々とのエピソードなとがまとめられています。 映画「奇跡のりんご」でも、奥様との夫婦愛が感動的でした。
ソウルメイト

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